今注目のジェンダーレスコスメとは?特徴と化粧品OEMのポイントをわかりやすく解説

「ジェンダーレスコスメ」ってご存知ですか?「女らしく、男らしくより、自分らしく」という意味を持つ「ジェンダーレス」は今、社会全体で推進されており、教育やファッションなど、さまざまなシーンで取り入れられています。「ジェンダーレスコスメ」もそうした考え方で生まれた化粧品。女性、男性にとらわれず、だれもがメイクを楽しもうというムーブメントです。
そこで今回は、今注目されている「ジェンダーレスコスメ」を取り上げます。ジェンダーレスコスメの社会的背景や意義などを解説。今後、ますます需要が高まるジェンダーレスコスメの製品化のポイントもご紹介します。
- 1 ジェンダーレスとは
- 1-1 ジェンダーレスの基礎知識
- 1-2 広がるジェンダーレスという価値観
- 1-3 日本でのジェンダーレスの状況
- 1-4 ジェンダーレスの意義とは
- 1-5 ジェンダーフリー、ユニセックス、ジェンダーニュートラルとの違い
- 1-5-1 ジェンダーフリー
- 1-5-2 ユニセックス
- 1-5-3 ジェンダーニュートラル
- 2 ジェンダーレスコスメとは
- 2-1 ジェンダーレスコスメの特徴
- 2-2 ジェンダーレスコスメの市場動向
- 3 OEMでジェンダーレスコスメを製品化する際のポイント
- 3-1 香り
- 3-2 デザイン
- 3-3 テクスチャー
- 3-4 商品のラインナップ
- 4 JBPがおすすめするジェンダーレスコスメの処方
- 4-1 敏感肌 処方* ノンケミカル UVジェル
- 4-2 自然なふたえ・ぱっちりふたえ 理想のふたえがきっと見つかる ふたえまぶた形成剤
- 4-3 新感覚の水分クリーム処方をOEMで製品化 軽やかに潤うウォータリークリーム
- 4-4 天然由来成分100% スキンケア
- 5 ジェンダーレスコスメのOEMならJBPへ
- 5-1 技術力と開発力でさまざまなニーズに対応
- 5-2 ジェンダーレスに最適な処方をご提案
- 6 JBPのOEM開発の強みとは
- 7 まとめ
【この記事でわかること】
ジェンダーレスとはなにか
ジェンダーレス化粧品の現状
ジェンダーレスコスメのポイント
ジェンダーレスコスメのOEMのポイント
ジェンダーレスとは

最近、良く耳にする「ジェンダー」というワード。ジェンダーとは男性・女性という生物的な性差に対して、社会的・文化的につくられた性差のことです。では、ジェンダーレスとはどんな意味があるのでしょうか。ここで詳しくご説明します。
ジェンダーレスの基礎知識
これまで、「女の子はピンク」「男の子は青」「育児や家事は女性の仕事」「男性は一家の大黒柱として外で働くのは当然」など、男女によって区別された文化的・社会的差別が当然のように受け入れられてきました。でも、こうした価値観や先入観は、その人の可能性や自由を奪ったり、差別意識を生んでしまっていました。
そこで、世界が取り組みはじめたのが「ジェンダーレス」という考え方。女性、男性といった性別にとらわれない平等な社会を目指し、髪型やファッション、メイク、家庭や社会での役割など、すべてのシーンで文化的・社会的につくられた差別を撤廃しようという取り組みです。
広がるジェンダーレスという価値観
日本に限らず、世界でも男女格差は長い間、当然のものとして浸透していました。ところが、1945年、国際連合の基本文書「国際連合憲章」に男女同権が明記され、女性の地位向上を図るために、さまざまな取り組みが始まりました。さらに1985年に「女性差別撤廃条約」が締結されたのを機に、「ジェンダー」という言葉が注目されるようになったのです。
男女平等という価値観はやがて、「男性、女性ではなく多様性を認めよう」という考え方に発展。「LGBTQ+」などの性的マイノリティの人々をはじめ、年齢や性別、国籍や人種といったさまざまな属性や価値観、ライフスタイルを認める「ダイバーシティ」へと広がっていきました。近年、取り組みが加速しているSDGsでも、ターゲット5「ジェンダー平等を実現しよう」を達成目標として掲げています。
日本でのジェンダーレスの状況
世界でジェンダーレスの取り組みが積極的に進められている今、日本ではどうでしょうか。ジェンダーレスがどれくらい進んでいるかを示す指標の1つである「ジェンダーギャップ指数2024年」(世界経済フォーラム作成)では、日本は146カ国中、118位。とくに政治、経済の分野でジェンダーレス化が遅れています。反面、教育や健康の分野でジェンダーレス化が進んでおり、世界トップクラスに並ぶ数値を示しています。いずれにせよ、これから取り組みを本格化させていく必要があると言えるでしょう。
ジェンダーレスの意義とは
では、なぜジェンダーレスを進めていく必要があるのでしょうか。先述したように、「男だから・・・」「女だから・・・」という社会的・文化的な価値観で区別や差別をされるのではなく、性差に関係なく「自分らしく生きること」が大切だという考え方が、ジェンダーレスの要ともいえます。ジェンダーによる差別を受けることなく、だれもが自由に自分らしくいられる社会こそが、これから求められているのです。
ジェンダーフリー、ユニセックス、ジェンダーニュートラルとの違い
ジェンダーレスと同じように、「ジェンダーフリー」「ユニセックス」「ジェンダーニュートラル」という言葉も使われることが多くなっています。それぞれに特徴はありますが、「性差ではなく、自分らしく生きること」という考え方は共通しています。
ジェンダーフリー
ジェンダーフリーとは、社会的な性差による差別をなくす考え方。「男は外で働く」「女は家を守る」といった、固定的な役割分担にとらわれることなく、自由に生きていこうという価値観です。
ユニセックス
ユニセックスは男性、女性のどちらでも使えるデザインやスタイルのこと。例えば、ユニセックスの服やアクセサリーは男性と女性で共有できるため、性別に関わらず、個人の好みやスタイルで自由に選択することができます。選択の幅が広がるとことで、自分らしさを表現しやすくなります。
ジェンダーニュートラル
海外で一般的に使われているのがジェンダーニュートラルです。ニュートラルという言葉の通り、男女の性差にとらわれない中立的な考え方のことです。世の中に男性と女性しかいないという考え方ではなく、LGBTQ+も含めて、あらゆる人に平等の機会を提供する概念です。
ジェンダーレスコスメとは

さて、ここまでジェンダーレスについてご説明しましたが、この考え方に基づいた化粧品が「ジェンダーレスコスメ」です。男性、女性関係なく、だれもが使いやすいコスメのこと。今、ジェンダーレス意識の高まりと並行して、ジェンダーレスコスメが注目されています。
ジェンダーレスコスメの特徴
だれもが使いやすいというのがポイントのジェンダーレスコスメ。このため、透明感や素肌感のあるナチュラルメイクが主流となるほか、スキンケアやメイクにあまり慣れていない男性も抵抗なく使えるよう、デザインや香り、使い心地に配慮されたものが多く登場しています。
ジェンダーレスコスメの市場動向
近年、韓国アイドルや男性の化粧品CMなどの影響により、Z世代を中心に男性の美容意識が高まってきており、スキンケアやメイクに関心を持つ男性が圧倒的に増えてきました。これにより、男性化粧品の分野は急速に拡大しています。それと並行して、ジェンダーレスコスメも続々登場しています。
OEMでジェンダーレスコスメを製品化する際のポイント
とくにZ世代を中心に支持を集めているジェンダーレスコスメ。ジェンダーレスコスメは今後、ますますニーズが高まってくる分野です。そこで、OEMで製品化を検討されている方に、いくつかのポイントをご紹介します。
香り
男女ともに使いやすいよう、ローズ系の甘い香りや強い香りではなく、控えめで爽やかな香りがおすすめです。また、香りが苦手な人向けに無香料の製品も増えています。
デザイン
もともと、パッケージは女性に向けた訴求力のあるデザインが主流でしたが、ジェンダーレスコスメではまず、パッケージの「色」が製品化する上で重要なポイントとなります。すでに発売されている製品でも、モノクロや中性的な青や緑、透明感のあるものが多く見られます。また、メイク同様、ナチュラルでシンプルなデザインがおすすめです。
テクスチャー
普段、スキンケアやメイクアイテムを使いなれていない人には、ベタつかずにさっぱりと使えるテクスチャーがおすすめです。保湿力は維持しながらも肌触りはサラっとしたもの、また、日焼け止めなら石けんで簡単に洗い流せるものなど、使い心地にも着目しましょう。
商品のラインナップ
男女ともに使用頻度が高く、また、初心者がメイクをする場合の最初のステップとなるのが「化粧下地」「ファンデーション」「BBクリーム」です。透明感のある肌になるように仕上げることがジェンダーレスコスメの特徴でもあるため、化粧下地やファンデーション、BBクリームもナチュラルな仕上がりになるようなアイテムが注目されています。
一方、こうしたジェンダーレスコスメを使用する前段階として注目したいのが「スキンケア」です。いまや多くの男性もスキンケアに取り組んでおり、男女関係なく美しい肌を保つためには、化粧水や美容液、乳液、クリームといったスキンケアアイテムも重要なポイントとなります。
コスメ、そしてスキンケアのアイテムも、性別だけでなく、幅広い年齢の人にとって使い心地が良く、使いやすいものが求められています。さらに、敏感肌の人も安心して使えるような、天然由来などの成分にこだわったアイテムにも関心が高まっています。
JBPがおすすめするジェンダーレスコスメの処方
製品化するポイントでもご紹介したように、香りやテクスチャーはジェンダーレスコスメの大切なポイントとなります。そこで、当社がご提案しているジェンダーレスに最適なスキンケアやコスメの処方をいくつかご紹介します。
敏感肌 処方* ノンケミカル UVジェル
みずみずしく、サラッとしたつけ心地が特徴のノンケミカル日焼け止めジェル。さっぱりとしたテクスチャーなので、普段、使い慣れていない人にもぴったりです。汗や摩擦に強いのに、石けんで落とせるのもポイント。パラベンや合成香料、鉱物油など不使用で肌に優しい処方です。

自然なふたえ・ぱっちりふたえ 理想のふたえがきっと見つかる ふたえまぶた形成剤
ぱっちりふたえに憧れるのは女性だけではありません。Z世代を中心に、男女問わず自然な目元を演出するアイテムとして注目されているのが「ふたえまぶた形成剤」。理想のふたえをかなえてくれる、おすすめのジェンダーレスコスメです。

自然なふたえ・ぱっちりふたえ 理想のふたえがきっと見つかる ふたえまぶた形成剤
Z世代を中心に、性別を問わず自然な目元を演出するアイテムとして注目されている「ふたえまぶた形成剤」「二重のり」。自分らし…
新感覚の水分クリーム処方をOEMで製品化 軽やかに潤うウォータリークリーム
クリームローションやオールインワンジェル、洗い流さないパックなど、処方次第でさまざまな製品になるウォータークリームです。クリームを肌の上に伸ばすとクリームから水が出てくる不思議なクリーム。みずみずしい使用感と高い保湿力が特徴です。

天然由来成分100% スキンケア
天然由来成分100%、自然由来指数100%の化粧水、美容液、乳液、クリームの処方です。天然由来だけでなく、パラベンや鉱物油、防腐剤など16の成分フリーで敏感肌にも対応。クルエルティフリー、ヴィーガン対応など、肌や環境に優しい処方です。

ジェンダーレスコスメのOEMならJBPへ
ジェンダーレスコスメは今後、Z世代を中心に、ますます成長が期待できる分野です。ジェンダーレスコスメへの参入をお考えでしたら、ぜひ、当社にご相談ください。長年培ってきた技術力と開発力で、ご要望に沿った処方をご提案します。
技術力と開発力でさまざまなニーズに対応
日々進化するコスメ業界の中で、ジェンダーレスコスメのように時代が求める最先端の処方をご提案できるのは、これまで積み重ねてきた実績や経験、培ってきた技術力や開発力があるからです。時代に呼応し、さまざまなニーズに対応できるのが当社の強みです。
ジェンダーレスに最適な処方をご提案
ジェンダーレスコスメは男女ともに使いやすさや使用感がポイントとなります。当社ではご要望に応じてさまざまなテクスチャーの処方が可能です。また、パラベンや合成香料、鉱物油、着色、石油系界面活性剤などの不使用、動物実験を行なわないクルエルティフリーや動物由来の成分未配合のヴィーガン対応など、さまざまな訴求ポイントをご提案できます。
JBPのOEM開発の強みとは
化粧品・医薬部外品OEM/ODMメーカーである当社は、半世紀にわたって研究を重ね、技術力や開発力を培ってきました。ジェンダーレスコスメやスキンケアをはじめ、幅広い処方をご提案。企画から開発、製造、品質管理までをトータルでサポートしています。
・経験と実績の研究開発
長年にわたって積み重ねてきた豊富な経験と処方実績が、次世代の化粧品を生み出す源泉になっています。
・徹底した品質管理
化粧品・医薬部外品製造のための各種規定を遵守。施設・設備・器具などの汚染防止を徹底、平行して従業員教育を行っています。
・薬事サポート
細かい規制が多い薬機法に関して、経験豊富な専門スタッフがアドバイス、申請サポートも行います。
・クリーンな生産環境
福島県にある自社工場では、熟練の従業員の丁寧なモノづくりと、効率化された生産設備の両輪で、フレキシブルな生産体制を確立しています。
まとめ

綺麗にメイクを施している男性は、アイドルだけではありません。Z世代を中心にいまや、男性がメイクするのは特別なことではなくなってきています。メイクとまではいかなくても、毎日、スキンケアを欠かさない男性も多いようです。
今、メイクだけでなく、ファッション、そして生き方も、「ジェンダーレス」という新しい価値観が急速に広がっています。男性、女性ではなく「自分らしく輝きたい」という人たちをサポートする「ジェンダーレスコスメ」は今後ますます注目を集める分野といえるでしょう。
ジェンダーレスコスメに関心のある方はぜひ、ご相談を。当社のOEM/ODMで時代が求めるオリジナル製品を作ってみませんか?
RANKING
ランキング
Category