2024.09.20
フェムケアとは?女性特有のデリケートゾーンのお悩みをフェムケアで解決!
近年、SNSなどでも話題になっている「フェムケア」。どんな意味かご存知ですか?女性ならではのデリケートな部分の悩みやトラブルを解決するためのケアを指す「フェムケア」は、女性が快適な毎日を過ごすための強い味方になってくれます。そこで今回は、今、注目されている「フェムケア」について、その意味や役割、ケアの実践方法などをご紹介します。
フェムケアとは?
女性の身体はとても繊細にできています。しかも、生理や妊娠、更年期など女性ホルモンの影響を日々、受けるために、女性特有のさまざまな健康の問題が生じます。いわゆる「デリケートゾーン」のトラブルもその1つですが、これまでデリケートゾーンについて、あまりオープンに話されることはありませんでした。
そんなデリケートゾーンの悩みやトラブルを解決するために誕生したのが「フェムケア」です。では、フェムケアは具体的にどういう意味を持ち、どんな役割を担ってくれるのでしょうか。
フェムケアの意味
「フェムケア」は、「Feminine(Femaleとしているものもあります)(女性)」と「Care(ケア)」をかけ合わせた言葉です。女性には、生理や妊娠・出産、更年期などライフステージごとにホルモンバランスの変化が訪れますが、それによって女性ならではのさまざまな健康課題や悩みが生じてきます。こうした健康課題を解決に導く製品やサービスのことをフェムケアといいます。
なぜ、フェムケアが注目されているのか
フェムケアが広がった理由として、女性の社会進出が挙げられます。女性が活躍する機会が格段に増えた一方で、生理や更年期といった女性特有の体調の変化が仕事の効率を下げたり、生産性を低下させたりするなど、経済活動にも大きな影響を及ぼしていることが指摘されています。
このように女性特有の健康問題を解決すること、女性が働きやすい環境を作ることは、ジェンダーフリーの観点からも、経済的観点からも急務であるとの認識から、「フェムケア」は注目を集めているのです。もちろん、女性がもっと快適に生活できるよう、生活の質を高めるという面からもフェムケアの広がりが期待されています。
こうした社会の動きに連動して、SNSもフェムケアの普及を後押ししています。女性のデリケートゾーンに関する悩みは昔からありましたが、それについて触れることをタブー視するような風潮がありました。ところが、SNSによってデリケートゾーンの悩みを発信したり、共有できる場ができたことで、あまり表面に出ることがなかった問題が、一気に広がっていったのです。
フェムテックとの違い
ところで、「フェムケア」と似たような言葉、「フェムテックは耳にしたことがある!」という人が多いかもしれません。2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「フェムテック」は、「Female(女性)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた言葉。女性特有の健康課題を最新のテクノロジーを使って解決する製品やサービスのことを指します。例えば、乳がんや子宮頸がんの検査キット、月経管理や更年期ケア、妊活サポートなどのアプリなど、すでに幅広いサービスが展開されています。
さらに経済産業省ではフェムテックに関連するセミナーや展示の開催、フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援なども行っており、国を挙げて健康課題解消を推進しています。
女性ならではの悩みとは
女性ホルモンの影響を受ける女性の体は日々、変化をしています。とくに女性ホルモンと密接に関係しているデリケートゾーンのトラブルは、多くの女性の共通の悩みともいえるでしょう。では、具体的にどんなトラブルがあるのでしょうか。
デリケートゾーンとは
「デリケートゾーン」とは、その名の通り、女性の「デリケート」な場所。子宮につながる大切な場所でもあります。まぶたよりも皮膚が薄く、とても敏感な場所であるのに加え、複雑な構造をしています。それにも関わらず、常に下着やズボンなどの衣類に覆われ、さらに生理用ナプキンやおりものシートなどによって包まれることが多いため、さまざまなトラブルを引き起こしやすくなっています。
デリケートゾーンのトラブル
デリケートゾーンのトラブルを挙げてみると・・・「なんとなくすっきりしない、不快感がある」「乾燥しているせいで、かゆみがある」「こすれてしまって、痛がゆい」「ムレてしまって、においが気になる」などなど、共感する女性も多いことでしょう。こうしたトラブルでとくに目立つのは、下着と肌の摩擦によって生じる「かゆみ」、汗やおりものなどによる「におい」や「ムレ」です。
ライフステージ別デリケートゾーンのお悩み
デリケートゾーンのトラブルはさまざまですが、生理や出産、更年期といった女性ならではのライフステージが大きく関係してきます。そこで、デリケートゾーンの悩みをライフステージ別にご紹介します。
生理
生理中はナプキンで常に覆わなくてはならないため、ムレてしまってデリケートゾーンがかぶれがち。かぶれが原因でかゆみや痛みが生じたり、ムレによる匂いも気になるところです。また、10代、20代のころは汗の分泌も多く、おりものも徐々に増えていくため、生理だけでなく常にムレやにおい、不快感が気になる人も多いことでしょう。
生理のときこそ、フェムケアは重要。日常のケアだけでなく、デリケートゾーンを常に清潔に保つために、外出先でもケアができるよう、拭き取りタイプのミストなどを持ち歩くのもおすすめです。
妊娠・産後
産後は女性ホルモンのバランスが崩れてデリケートゾーンが乾燥してしまうケースや、肌が敏感になるので少しの刺激でかゆみを生じてしまうケースもあります。とくに産後すぐはトラブルが起きやすい時期。清潔に保つ上でも、フェムケアを習慣にするといいでしょう。
更年期
閉経を迎える更年期になるとエストロゲンが急激に減少し、ホルモンバランスが崩れてしまいます。皮膚や粘膜のみずみずしさが少なくなって乾燥してしまうため、かゆくなったり、擦れて痛くなったりします。また、更年期以降に起きやすくなるのが、尿もれや性交痛です。さらに、エストロゲンが減少することで、細菌に感染してかゆみが生じたりすることもあります。
ホルモンに関するさまざまなトラブルに見舞われる更年期はとくにフェムケアを実践してほしい世代です。とかく心も落ち込みがちになってしまう更年期。フェムケアを生活に取り入れることで、心も身体もリフレッシュしましょう。
フェムケアを実践しよう
それでは実際に、日々のフェムケアの方法をご紹介します。女性特有の健康課題は、日々のケアだけでなく、生活習慣も影響しています。これを機に、食事や睡眠も再点検してみましょう。
デリケートゾーンの洗浄
フェムケアを行う上で重要なのが「洗浄」です。とはいっても、先述したように、デリケートゾーンは皮膚がとても薄いため、丁寧に洗うことが基本となります。ゴシゴシとこするように洗うのはNG。逆に乾燥やかゆみを引き起こしてしまいます。また、洗う際のボディソープにも注意が必要です。洗浄力が強いものよりも、肌に近い弱酸性のもの。デリケートゾーン専用のソープを選びましょう。できれば、刺激の少ない泡タイプがおすすめです。
洗浄方法は、まずボディソープの適量を手に取り、しっかりと泡立ててから指を使って滑らせるように優しく洗います。膣は自浄作用が備わっているため、洗わないようにしましょう。洗い流す時も強い水量のシャワーを直接当てないこと。熱すぎるのもNGです。
デリケートゾーンの保湿
お風呂で洗浄した後は、タオルで優しく水気を拭き取ってから保湿を。デリケートゾーンは乾燥しやすいため、保湿をしないとかゆみや痛み、黒ずみの原因になってしまいます。また、かゆみの原因となる下着との摩擦を避けるためにも、保湿ケアは重要なポイントです。
保湿剤はデリケートゾーン専用のものを選びましょう。清潔な手に保湿剤を適量取り、乾燥が気になる部分に優しくなじませましょう。デリケートゾーンの保湿は毎日行うことをおすすめします。
下着などに気をつける
下着選びも大切なポイント。素材やカタチによってはかゆみやムレを引き起こすことがあります。毎日、同じカタチの下着をつけていると、同じ箇所が擦れてしまったりするため、なるべく違うカタチの下着を身につけましょう。締め付ける下着は、ムレたり、血行が悪くなったりして、かゆみやむくみが生じることも。デリケートゾーンの摩擦を避けるためにも、締め付けの少ない下着を選ぶようにしましょう。素材についても、木綿のゆったりとしたものなど、肌に優しいものを選ぶとよいでしょう。
また、生理用ナプキンのせいでムレたり、かぶれたりすることも多いようです。気になる人は、デリケートゾーンに負担の少ない、オーガニックコットンのナプキンを使うのも1つの方法です。
食事と睡眠
デリケートゾーンのケアとしてももちろんのことですが、食事と睡眠は、健やかな身体を維持するための基本となります。中でも、生理中や妊娠中などに不足しがちになる鉄分、エストロゲンの働きを補ってくれるイソフラボンを意識して摂取するといいでしょう。
また、良質な睡眠も重要な要素です。加齢によって女性ホルモンが減少したり、生理などによるホルモンのゆらぎによって良質な睡眠が取りづらいケースも出てきます。睡眠不足になると、自律神経が乱れホルモンバランスも崩れてしまいます。規則正しい生活や食事をはじめ、睡眠環境を整えたり、入浴を意識したりするなどして、睡眠の質を向上させましょう。
タイプ別3つのフェムケアでデリケートゾーンケア
ジャパンビューティプロダクツでは、「泡で出てくるボディソープ」「うるおいボディミルク」「ふき取り用ミストローション」という3つのフェムケアの処方をご用意しています。
ボディソープは泡タイプなので摩擦感ゼロ。ボディミルクはなめらかに伸びてデリケートゾーンにうるおいを与えます。いずれも、弱酸性で肌に優しく、パラベンや合成香料、石油系界面活性剤、シリコーンなどはフリー。動物由来の成分未配合などヴィーガンにも対応しています。
ボディソープもミルクもデリケートゾーンだけでなく、全身にも使うことができます。ミストはデリケートゾーンに適量を塗布するのをはじめ、トイレットペーパーにスプレーして拭き取ったり、紙ナプキンに吹きかけるなどしてムレや不快感をリフレッシュ。家でも外出先でも手軽にフェムケアができるアイテムです。
まとめ
「フェムケア」が実は女性にとって、とても大切なトピックであること、おわかりいただけたでしょうか?
これまでは、あまり口にできなかったデリケートゾーンの不快感やトラブル。きちんとケアすることは日々の暮らしを快適にするだけでなく、自分の身体や心をいたわることにもつながります。女性にとって、いくつになってもデリケートゾーンのトラブルはつきまとうもの。ぜひ、顔のお手入れをするようにフェムケアを実践して、健やかな毎日を過ごしてください。
フェムケア処方なら、OEM/ODMメーカーのジャパンビューティプロダクツへ
ジャパンビューティプロダクツでは、今回ご紹介したデリケートゾーンをケアするフェムケア処方をはじめ、化粧品全般のOEM/ODMメーカーとして、企画から開発、製造、フォローアップまで専門知識を持ってトータルにサポートさせていただきます。
今回の処方をはじめ、ベースメイクやスキンケア、ヘアケアなど化粧品全般においても、パラベンや合成香料などのフリー訴求、ヴィーガン対応など、お客様のご希望に合わせた処方をご提案いたします。長年、培ってきた技術力と開発力により、製造にかかるコストの削減、生産量のコントロールはもちろん、開発・製造のノウハウがない場合でも、ニーズのある処方を開発いたします。
また、化粧品の販売強化についてご心配のあるお客様にも安心して参入できる環境を整えておりますので、化粧品OEM/ODMのことなら何でもお気軽にご相談ください。
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